■部会長挨拶■ |
消費者信用による多重債務問題は、日本だけでなく、先進資本主義国に共通する問題です。 消費者信用は、それぞれの国で様々な形で発展し、膨張してきました。しかし、消費者信用の病理現象である多重債務・支払不能問題は、どの国でも避けることはできず、大きな社会問題になっています。 特に日本では、多重債務問題を解決するため私達は30年に亘って長い戦いを続けて、大きな成果を挙げてきました。 今、資本の国際化の中で、消費者信用は国境を越えて発展し、その被害も国境を越えて拡大しつつあります。 私達は、互いの国の被害実情や対策について情報交換を行うと共に、互いに連携協力し合って、この問題の解決に取り組んでいくことが大切と考えています。 そこでクレサラ対協は国際交流部会を設置して、今後とも継続的に関係国の皆様方と交流を深めていきたいと考えています。 平成23年7月吉日 全国クレジット・サラ金問題対策協議会 代表幹事 同協議会 国際交流部会 部会長 弁護士 木 村 達 也 |
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■組織概要■ |
●全国クレジット・サラ金問題対策協議会(略称:クレサラ対協) とは |
全国クレジット・サラ金問題対策協議会(略称:クレ・サラ対協と言います)は全国に100万人以上存在するサラ金(消費者金融)、クレジット(クレジット・カード)、商工ローン(街金)、ヤミ金融などの多重債務被害の予防と救済に取り組む消費者運動団体です。 クレ・サラ対協は1978年10月、全国の学者、弁護士、司法書士、クレサラ被害者の会、労働団体の参加により 「全国サラ金問題対策協議会」として結成されました。日本弁護士連合会などと共にサラ金被害者の救済とサラ金規制法の立法運動に取り組み、1983年4月貸金業規制法を成立させました。 1985年4月、サラ対協はクレジットの過剰与信問題にも取り組むため、現在のクレ・サラ対協と改称し、その後はクレジット・サラ金の多重債務、商工ローン・ヤミ金融被害の予防と救済のため、行政・国会・関係団体に対し必要な運動を行う他、全国ネットの下、情報交換や実務研究・法改正運動を展開しています。 2006年12月、日弁連、日司連・労働団体などと協力して、高金利引下げ・過剰融資・厳しい業務規制を内容とする貸金業法を成立させ、更なる多重債務者救済に全力で取り組んでいます。 最近は、割賦法の改正・生活保護問題・雇用問題・住宅問題・依存症問題・セーフティネット貸付の実現・消費生活相談員の地位や権限強化の問題にも取り組んでいます。 |
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●国際交流部会の連絡先 |
<韓国人/韓国語ご利用の方> 広島市中区東白島町14番15号 NTTクレド白島ビル7F 広島総合法律会計事務所 弁護士 秋田智佳子 E-mail akita@cresala-international.net <中国人・台湾人/中国語ご利用の方> 石川県金沢市松島2丁目6番地 皆川容徳司法書士事務所 司法書士 皆川容徳 E-mail minagawa@cresala-international.net <その他の国の方/英語ご利用の方> 金城学院大学 准教授(社会学者) 大山小夜 E-mail oyama@cresala-international.net <日本人/日本語ご利用の方> 大阪市北区紅梅町1番18号 ふちだ法務事務所 司法書士 渕田和子 E-mail fuchida@cresala-international.net |
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当部会は、日本における多重債務問題を解決するための運動に取り組んできた、全国クレジット・サラ金問題対策協議会の内部組織として、諸外国の多重債務被害救済のための運動の支援、協力を行い、また、各国との交流・情報交換を促進して、日本を含む各国の多重債務被害・貧困問題の根絶に向けて、連携、協働することを目的として活動しています。 |